加点される就職活動 〜総合編〜

加点される就職活動

はじめに

社会に出るための第一歩として立ちはだかる大きな壁に就職活動があります。
これまでの学校の勉強とは異なり、ある意味で正解のない、そして人と人との間の中で最善の答えを見つけていくという、多くの方がこれまで行ったことのない試みになると思います。

そのため、就職活動で正解がわからない、自分とはなんなのかわからない、学歴ゲー・運ゲーではないか、ということを口々に友人が言っているのを聞きました。

しかし、同じ学校、似たような境遇の人であっても、なぜか内定をたくさん取ることができる人がいるという不思議な体験をしたことはないでしょうか。

先にも言いましたが、就職活動とは ”人が人を選ぶ” ので、その審査する人を納得させ、一緒に働きたいと思わせることができれば、学歴や境遇で他の人より突出する部分がなくとも選ばれることもできるということです。

そこで今回は積極的に就職先を狙っていく就職活動について「加点される就職活動」というシリーズ記事として、ブログ記事を作成していこうと思います。

最初に断りを入れると、僕自身は大学博士課程に在籍する者のため、就職活動を行ったことがある人ではありません。
しかし、ESや面接対策といった情報に関しては研究生活において通ずるところが非常に多くあります。
また、友人や後輩からの就活の相談はよく承っているという立場からも、皆が陥りそうな部分などを客観視する立場にあると思います。

そう言った背景から本記事はいわゆる就活ガイドとは異なっていることも多くあるかもしれません。
全部を反映する必要はありませんが、就職活動の一助になればと思います。

なぜ “加点される” 就職活動なのか

就職活動において、企業側はどのように選んでいると想像するでしょうか。

企業によって様々基準があり、その項目に従って面接をしていると想像するかもしれません。

そういった印象の場合において、潜在的に評価は減点方式でつけられていると自然と思っている人が多くいる というのが就活相談をしていて特に思ったことです。

つまり、最初のエントリーした段階では皆が持ち点100点を持っており、「面接の受け答えが微妙だったから−1点」「学歴が低いから−5点」、最終的に点が高い人が採用 といった具合でしょうか。

では逆に、自分が何かイベントの企画を立てたとして、応募してきた5人の中から協力者を誰か1人を任命するとなった時に、どのように選ぶでしょうか。

この場合には、自分自身の評価基準があれど、最も重要視するのは、そのイベントを成功させるにあたってその人と相性がいいか、能力があるか、その人が悪事を働かないか、と言ったようにその人の人間性に焦点がいくでしょう。
これは”減点”という観点がないわけではないが、どちらかというと最初のエントリーした段階では皆が0点であり、「しっかり自分の考えを持っているから+1点」「計画力があるから+5点」、最終的に点が一番高かった人が採用 と言ったように加点方式で決定するのではないでしょうか。

この選ぶ側と選ばれる側の潜在的な選択に対する考え方の違いによって、選ばれる側は選ぶ側の需要をきちんと満たすことができないことが往々にして起こります。

よくある例は、エントリーシートの内容を過去の企業に受かったエントリーシートを複数個パズルのように組み合わせて作る、面接でなるべく差し障りのないみんながいいそうなことをいうとかでしょうか。

選ばれる側は企業がどういった人を欲しているのかを理解し、適切にアピールすることで、自分自身をきちんと相手に評価してもらうことができます。

加点方式で就職活動を行うというのは最も重要なモチベーションとして、このシリーズ記事では扱っていきます。

選ばれる人とは

次に、選ばれる人を考えてみます。
企業に選ばれる人とはどう言った人でしょうか。

以下に思いつく例をいくつか挙げてみます。

・学歴が高い人
・サークルの長とかやっていた人
・特殊な経験がある人
・スポーツや研究でよく受賞された人
・コミュニケーション能力が高い人

等でしょうか。

個人的な意見として、選ばれるために

・その人を象徴する特徴があり、人の印象に残る
・一緒に働きたいと思われる

の2要素が最も重要だと考えます。

審査員は大量の人を審査しなければならないので、その中で印象に残ってなければ、選ぶ段階で頭に思い浮かびません。
思い浮かんでも、一緒働きたいと思えなければ採用にはなりません。

就活では、自己分析と企業研究をしっかりやれとよく言われます。
それは、この二つの要素を満たすために行うことです。

自己分析 → その人を象徴する特徴があり、人の印象に残る
企業研究 → 一緒に働きたいと思われる

自己分析と企業研究は何をすればいいのかわからないという人はゴールを意識することで、おのずと見る先が確定してくると思います。

最後に

本記事は「加点される就職活動」シリーズとして、本ブログでどんどん公開していこうと思います。

いずれは書籍化を目指したい所存です。
お話があればもっと内容を充実させ、体裁を整えたものを寄稿したいと考えています。

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